サイトアイコン 息子の慶應中等部受験…奇跡の合格ブログ

子供を信じるって難しい…褒めて伸ばす方法

 

勉強しなさい!!

今日も日本のどこかでこんな母親の怒声が飛んでいる事でしょう…

 

こんにちは。受験アドバイザーのしろくまです。

 

世の中のお母さん、お父さんもよく分かっています。

「勉強しなさい」と言ったって、子供が素直に勉強しないことくらい。

でも、ダラけている子供を見ると、つい思っちゃうんですよね。

 

それが来年度に中学受験する子のやり方かぁ~!

 

…ってね。

 

褒めて伸ばすって言われても、褒めるところがありません

よく「褒めて伸ばす」と言われていますが、みなさん口をそろえたようにこう言います。

 

「全然ダメで、褒めるところなんてないんです」

 

確かにテストの点数が悪かったりしたら、どうやって褒めたらいいのかわかりませんよね?

40点しか取れてなかったら、「半分近く正解したんだ、えらいなぁ!」なんて言うのでしょうか?

それって、効果あるのですかね??

 

 

実はここが皆さんよく勘違いしているところ。

褒めるのは、結果に対してではなく、過程にたいして行えばいいんです。

 

昨日は全く勉強しなかったけど、今日は10分だけ机に向かうことが出来た。

その「一歩前進」した部分を褒めてあげればいいんです。

 

 

褒める定型文は

「最近、●●(お子さんにして欲しいこと)が出来るようになってきたね。この調子で行こう!」

としてやれば、良いと思います。

 

また、どうしてもうまく褒められない場合、第三者を使う手があります。

遅くに帰ってきた父親から「今日は頑張ったんだって?お母さん喜んでたよ」と言った伝え方も効果がります。

 

 

お子さんは「別に」とか言うかもしれませんが、それは無視。

口の利き方を指導していたら、せっかく褒めても台無しになってしまいますから。

 

我が家の場合、つい叱ってしまった翌日は、塾の先生と話をして、

ちょっとしたことで褒めてもらうようにしていました(^-^)

 

 

こうやって、戦略的に子供を褒めていけば、徐々に本気で勉強に向かえるようになりますよ!

 

徹底的に子供を信じろ

でも、受験勉強を始めていくと、「何でこんな問題が解けないの?」と思うような場面が非常に多くなります。

 

でもここで「ウチの子、ダメなんじゃないか?」と思わないでください。

増して口に出すことは絶対にNGです。

 

そんな発破の掛けられ方で勉強に集中する子はいません。

 

むしろ、親は盲目的に「ウチの子は頭がいい!」と信じてあげて下さい。

ピグマリオン効果

1964年に米国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱された、「人間は期待された通りの成果を出す傾向がある」という主張。
実験では、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では成績の伸びに明らかな違いが見られたという。

このことから、他者への期待値がその後の成長を決定づける大きな要因のひとつになると考えられている。

このように、期待された子は、ピグマリオン効果でいい結果を生む可能性が高いのです。

 

期待して放置していたら、一向に勉強しないのではないか?

いい気になって、努力しないのではないか?

 

そんな心配もあるかと思いますが、そうした心配や不安は、子供に伝わってしまいます。

心の底から信じてあげる…これこそが中学受験では大事な事なんです。

 

 

これから1年かけて、中学受験に挑むお子さんを、信じて見守ってあげましょう!!