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中学受験成功者に学ぶ勉強術 その2「ノートの使い方」

 

中学受験に成功した子たちから学ぶ勉強方法。

第2段の今回は、ノートの取り方についてお伝えしていこうと思います。

 

話を聞いたのは、引き続き次の4人です。

 

 

 

学校でも塾でも、ノートを取るのは必須。

でもノートを取るのに必死になっていては、勉強した気になっているだけ。

彼らはどのようにノートを使っていたのでしょうか?

 

 

授業中のノートは、所詮メモ

授業中、ノートを取るのに時間も労力も費やしすぎないこと。

これは、彼らが共通して意識していたことです。

 

その理由は簡単。

先生がホワイトボードに書いたことをノートに写すことに集中するあまり「その作業自体が目的となってしまう」ことを避ける為です。

 

大切なのは先生が言っていることを授業中に理解すること。

後でぼんやりした知識をもとに教科書やノートを見直すよりも、まずは授業の内容をしっかり頭に叩き込むことを意識すべきなのです。

その方が後で勉強した時、圧倒的に効率的になります。

 

ノートはあくまで自分にとって必要な事を落とし込むためと割り切り、授業に集中した方がいいとの事です!

 

Aくんの話

先生の説明を聞いて理解することがメインで、あくまでノートはメモ程度にしました。

後で記憶をたどるための鍵扱い、というスタンスです。

でもただ羅列するだけでは面白くないので、矢印をつけたりしていました。

 

 

Dさんの話

ノートは一応使ってましたが、あまり見直すことはなかったですね。

いっそのことノートなんて使わず、必死で聞いて理解することに集中した方がいいくらいだと思ってました。

でもノートを取ると一応満足感があるので…その程度ですね

 

 

マイルールで授業のノートを取ろう

ノートはメモ程度しか使わなかったという彼ら。

でもノートの取り方は色ペンを使う子もいれば、シャーペンだけの子もいて、様々でした。

 

でもどの子も「復習しやすく、自分のルールを作って」ノートを取っているのが共通点。

ポイントは、どのような取り方をすると、ノートを見直した時に授業を思い出せるか、です。

 

Cくんの話

見出し語は赤で、その内容を書くときがシャーペンの黒と決めてました。

注意すべきポイントは青、備考がある時は緑、と決めていたので、見直した時分かりやすかったです。

 

 

Bくんの話

カラフルなノートを作ると、それだけで満足しちゃうタイプだったので、赤ペンとシャープしか使いませんでした。

ノートを赤と黒だけで取ると、なんとなく分かりにくい気がして、「しっかり読まねば!」という気持ちにさせられました。

逆にそれを利用していた感じですね。

 

 

教科書や参考書に線を引くのは効果があるのか?

蛍光ペンなどで教科書や参考書に線を引くのは、よく見かける光景ですが、彼らはやっていませんでした。

いろんなサイトでも伝えられている王道テクニックですが、彼らも同意しています。

 

彼らが線を引かなかった理由は、線を引いた箇所にしか目が行かなくなってしまうから。

 

自分が線を引かなかったところにポイントがあるかもしれない。

それを取りこぼさないようにするため、線を引かなかったそうです。

 

教科書は大事な事ばかり書かれています。それに線を引くのはある意味ナンセンスな行為ともいえるでしょう。

 

 

また線を引いただけで勉強した気になってしまうのも注意ポイント。

始めの頃は線を引いていた子もいましたが、のちにやらなくなっています。

彼らの参考書や教科書は、簡単なメモはありましたが、ほとんどが綺麗なままでした。

(ノートの隅にパラパラ漫画を書いて気晴らししていた子もいましたが)

 

 

Dさんの話

教科書は、きちんと読めば大事な事ばかり書かれてあるんです。

だから線は必要ない。全部覚える勢いで挑みました。

 

 

Bくんの話

よほどの事がないと、線は引かなかったですね。

線を引くとそれだけで勉強した気になってしまって「もういいかな」と思っちゃうんです。

人にもよるかもしれませんが。

 

 

Aくんの話

僕は線は引いてましたよ。

でも最初からいきなり線を引くなんて意味がないと思います。

何度か勉強し、それでもなぜか覚えていなかった箇所とか、本当に注意しなくてはダメだ!と思った部分に線を引いたんです。

一概に線を引かない、というのではなく、マイルールを作れるかどうかだと思いますよ

 

 

頭の整理をするには「ノートまとめ」が有効

授業中のノートはメモ程度の彼らですが、覚えられないところを頭に叩き込んだり、分からない所を理解しようとするときは「ノートにまとめる」という作業を取り入れていました。

 

もう一度見直した方が良いな、と思ったところをしっかしと選別してノートにまとめると、頭の中に漠然と存在していた知識がスッキリ整理されます。

 

その時もっとも大事なのは、自分自身でノートまとめをすること。

友人の綺麗なまとめノートを借りて見ても、自分の頭の中は整理されませんから(笑)

 

 

ちなみに、小・中・高・大・大学院と受験ばかりやってきたしろくまも、自分でノートを作ることが大好きでした。

自分流の各教科の参考書を作るつもりで当たっていましたね。

 

 

ちなみにこの写真は、しろくまが中学生の時に、自分で作成した理科のまとめノート。

当時私は理科が大好きで、愛読書が雑誌「ニュートン」という意味不明の子でした。

 

授業の範囲を大きく逸脱し、自分で学びたいことを盛り込みながら作っていた記憶があります。

 

小学生時代のは残念ながらありませんでしたが、理屈は同じことですよね。

 

 

Cくんの話

分からない分野について、自分専用の参考書を作るような感覚で、参考書を見ながらノートにまとめたりしました。

他の人が考えた市販の参考書で覚えるよりも、自分でノートにまとめる過程で、頭の中に入りますからね

 

 

ノートの使い方のまとめ

ノートまとめすることで頭の中が整理される

脳はアウトプットしないと整理されません。

受験勉強というとインプットばかりに目が行きがちですが、実際の入試はアウトプットの勝負。

 

そのため、ノートまとめをして、自分の知識を自分なりにアウトプットするのは非常に有効なのです。

 

教科書は全部覚えよう

難関校に挑むのであれば、学校の教科書くらいは全部覚えてしまいましょう。

Dさんも言ってましたが、学校の教科書は基本的な事ばかりで、かつ重要なものばかり。

全部覚えてしまうくらいの意気込みが必要です。

 

特に慶應を目指すのであれば、基本問題をいかに早く解くかという勝負になるので、より有効です。