サイトアイコン 息子の慶應中等部受験…奇跡の合格ブログ

中学受験成功者に学ぶ勉強術 その1「暗記術」

 

私は仕事柄、開成をはじめとした御三家、早慶出身者と話す機会が非常に多いです。

そんな彼らに共通するのは、自分の勉強スタイルを持っていること。

自分が最大限パフォーマンスを発揮できる術を持っていると言い換えてもいいと思います。

そこで今回は次のような人々に、学生時代の勉強法について聞いてみました。

 

 

3人は有名進学校から見事東大に合格。Dさんは慶應からそのまま慶應大学に進んでいます。
いずれもみな中学受験経験者で、当時のことを思い出しながら話をしてもらいました。

 

中学受験成功者たちの暗記術

中学受験を見事に乗り越えた彼らも、漢字や数式、化学記号などを1回見ただけで簡単に覚えられるというわけではありません。
みんな地道な努力を続けていたと言います。

 

彼らが口をそろえて言うのは…

 

効率とか考える暇があったら手を動かそう!

 

 

漢字も、歴史の単語や年号も、とにかく声を出して読み、ノートに書きまくるんだそうです。

 

この時大事なのは、テンション高く作業すること、だそうです。
ボソボソとつぶやいているだけでは、何故か定着率が悪いとのこと。

 

テンションと集中力、とにかく暗記は体育会系!だそうですよ!

 

Cくんの話

暗いテンションでは何故か覚えられなかったですね。大きな声で、そして大きな字で、書いて書いて書きまくりました。

 

 

Aくんの話

とにかく数をこなしましたね。覚えても忘れていくんですが、またやればいいや、というスタンスで。

 

 

Bくんの話

算数でよくわからない問題があったら、とりあえず「こうやればいいのかな?」と思うやり方でとにかく答えまで書いてみる。
当然間違っているので、何が違うのか答えを見ながら確認し、その解法をノートに書き写しました。そうすると一旦頭に入るので、
あとは数をこなせばいいわけです。当時はとにかく書く、という感じでしたね。

 

 

Dさんの話

あれもこれもと手を出さず、一つのテキストだけを徹底的にやりつくしました。私の場合は四科のまとめです。
全ページ覚える勢いで、何度も何度もやり続けると、自然と応用が利くようになりました。

 

 

Dさんのケースは暗記だけではなく、基礎固めの極意みたいな感じですね。
私も一つのテキストを徹底的にやることに大賛成です。

 

 

暗記は関連付けも大事

暗記とは頭の中の引き出しにしまう行為ですよね。
でもそれを引っ張り出す糸口がないと、思い出したいときに思い出せません。

 

そこで大事になってくるのが、他の事柄と関連付けて覚えるというやり方です。

 

この関連付けは、記憶術の鉄板。

漢字は語源と一緒に覚えるとか、歴史なら関連する出来事とセットで覚えるとかです。

 

 

ですが、中学受験では時間がありません。
なので、語呂合わせのようなやり方で覚えてしまうのも一つの手でしょう。

 

お子さんに合うやり方でやるのが一番良いのではないかと思います。

 

 

ちなみに話を聞くと、彼らも関連付け暗記法で乗り切っていたことがわかりました。

 

 

Aくんの話

僕は地理が得意なんですが、きっかけはゲームの桃太郎電鉄。このゲームで覚えた地名や地域の特色は忘れなかったですね。
もちろんゲームして終わりじゃなく、紙に書いて暗記する必要はありましたが。

 

 

Bくんの話

一度暗記した上で、それに関連した情報をノートに書いていきました。
一つ一つ覚えていくより、「群」で覚えたほうが引き出しやすかったので。

 

 

やっぱり手数が大事!

受験勉強をしていると、なかなか成績が上がらず、「この方法でいいのかな?」と思ってしまう事もしばしば。

12歳のお子さんならば、なおさら迷いは出てくるでしょう。

 

そんな時、成功した先輩方からのメッセージを伝えてあげて下さい。

 

効率とか考える暇があったら手を動かそう!

 

 

とにかく手を動かして数をこなす。

考えてみれば当たり前のことですが、受験勉強中はついつい見失ってしまいがち。

 

お母さん、お父さんがうまく誘導してあげて下さいね!