今年6年生になるお子様、親御さんへ。
どうも、しろくまです。
恥ずかしながら、我が家では親が、つまり私が「中学受験」というものを本気で意識し、全力で調べだしたのが、ちょうど今の時期でした。
なので、中学受験を5年生の時から真剣に考えていらっしゃるご家庭よりかなりスタートが遅く、わからないことだらけでした。
それでも中等部に合格できたのは、息子の頑張りと徹底した戦略があったからかと思います。
そこで、今回の記事、「模試について」です。
我が家の体験談を元に、模試についての考え方をお伝えできれば、と思いこの記事を投稿させていただきます。
模試の比較をしてみよう
首都圏においては、3大模試と呼ばれるものがあります。
- 四谷大塚の合不合判定テスト
- 日能研の全国公開模試
- 首都圏模試センターの統一合判
これに加えてSAPIXが主催する「サピックスオープン」もあります。
やってみてわかったのですが、各模試の母体が違うので、お互い相談してるんじゃないか?と思うほど、模試の日程がズレています!!
なので、受けようと思えば、ほぼ全ての模試を受けることができます。
我が家では、これ幸いと、模試を詰め込んでしまったため、4月~6月はともかく、夏以降は毎週土日が模試で潰れてしまいました。
当然、フィードバックをする余裕もなく、ただただ合格判定のパーセンテージに右往左往してしまいました…。。。
これでは、わずか11歳~12歳の子供の体力、精神力とも追いつきません。
なので、「どの模試に絞るか?」が重要になってくると思います。
もし四谷大塚や日能研、SAPIXに通われているのであれば、その塾が母体の模試はそもそも必須なので、ここでは何も言うことはありません。
問題はそれ以外の塾、あるいは家庭学習で中学受験を狙われている方々です。
ここで、私が感じた3大模試+SAPIXの感想をお伝えします。
塾からは色々言われると思いますが、実際に体験した息子と私の感想です。
問題の数が多く、最後まで解けないこともある。
基本・応用・難問がまんべんなくあり、きちんと復習すればとてもいい模試と思う。
受けに行く時、Nマークの入ったリュックを背負う子供たちが多く、アウェイな感じ。
日能研が神奈川主体なので、神奈川御三家に適した問題が多いという話も聞く。
(が、我が家は御三家は一切受けてないので、検証出来てません…)
偏差値が70オーバーがごろごろ。子供の自信がつく。
ただ、上位層の得点はほとんど差が出ないので、御三家狙いの人は
この模試は無視する傾向にある。
その分、このレベルの問題を解く必要がある学校を狙う人でないと、意味なし。
我が家ではこのすべての模試を受け、4教科の偏差値が40台前半~70台ととんでもなく散らばってしまい、何を信じていいかわからなくなってしまいました。
慶應中等部狙いなら、統一合判がベスト!
そこで、塾(個別指導)の先生とも相談しましたが、中等部を志望しているのなら統一合判が最もよい!という結論に達しました。
まず、中等部は難問奇問の数が(他の上位校に比べ)少なく、基本がシッカリできていて、短時間で正確に解く力が求められると感じています。
なので、模試を「受験の予行演習」と捉えた場合、統一合判がもっとも適しているのです。
SAPIXオープンなんてもってのほかです。偏差値ダダ下がりでモチベーションダウンするし、そもそもそんな問題出ませんし。
ウチの子も、同じ小学校でSAPIXに通う子たちから「統一合判なんて意味ないよ~」とからかわれてましたが、慶應中等部を受験するのであれば、大いに意味はありました。
(そのSAPIXの子たちは、御三家やそれに準ずる中学に合格していったのですからやはりSAPIXおそるべしです…)
ただ、この統一合判の「合格率」は全くあてになりません
中等部が圏内の方なら、ほぼ80%以上と出てしまうからです。
あくまで、本番へ向けた予行演習と考え、「正確に解く」「素早く解く」の練習だと思ってください。
中等部の過去問を解きまくる&統一合判で予行演習。
ついでに先生に「中等部で出そうな疑似問題を大量作成してもらう」
これが、我が家の中学受験戦略で、結果的には正解でした。
「へー、そんな作戦もあるんだ~」みたいに思っていただければ幸いです。
・・・あ!あと、模試は塾で受けず、併願の可能性のある中学を選択して受けてください!
模試で行ったことがあれば、子供の緊張感が和らぎますので