こんばんは。しろくまです。
今日は春の嵐が吹き荒れ、息子が生まれた時に植樹した庭の梅の木にちょっとだけ咲いていた花も吹き飛んでしまいました。
毎年梅の実をつけてくれて、梅干しにするのが私の役目なのですが…。
さて、この時期の親で最も多い悩み…それが子供が全然勉強しないではないでしょうか?
もちろんウチの息子も全くしてくれませんでした。
あの頃の息子といったら…
もうこの発言、100回くらい息子から聞かされたと思います。
でも、今から思えばこれって当然なんですよね。
自分を振り返ってみても、「勉強大好き!」ではなかったですもん。
そんな子供が、どうやったら自発的に勉強してくれるようになのか…
我が家でうまく行った方法
実は、我が家でうまくいったと思える方法は2つありました。
塾の先生に逐一家での子供の様子を報告し、根性を叩き直してもらった
これは、個別指導の塾だからこそ出来た方法です。
マンツーマンでつきっきり、まるでアスリートにくっつくコーチみたいな存在の先生がいて、その先生のお力をお借りしました。
こと勉強となったとき、やっぱり先生の威力は凄いですから!
そして、これが大事だと思うのですが、2つ目の方法です。
子供に勉強を教えてもらった
実は、この方法こそ、勉強に身が入らない子供を持つ親に教えたい方法なのです!
次の章で、このあたりを詳しく説明してみたいと思います。
子供に勉強を教えてもらう=やる気スイッチが入る
息子が5年生の時の我が家の状況をお教えします。
息子が勉強せずに、テレビゲームをして遊んでいる…
私は仕事終わりでビールを飲んでゆっくりしている…
母親が目で言います。「息子、遊びまくってるよ、全然勉強してないよ!」(この圧力に勝てるパパさんはいるのでしょうか?)
(; ・`д・´) こら、そろそろ勉強しなさい!
(゜-゜) ・・・・・・んー(絶対聞いてない)
(; ・`д・´) 何時だと思ってるんだ!今度のテスト大丈夫なのか!?
(゜-゜) ・・・・・・んー、大丈夫~
このあたりで、ママの表情が鬼に…
(; ・`д・´) いい加減にしなさいっ!!(と、コントローラー取り上げる)
(;゚Д゚) 何すんだよっ!これで終わってやろうと思ってたのに~!!
(; ・`д・´) 嘘つくんじゃないっ!!!!
以下、猛烈な親子喧嘩からの、息子ふて寝…
まあ、だいたいこんな感じでした。お恥ずかしい…
また、私自身が中学受験を舐めてたというか、全くわかっていなかったので、その大変さや子供にかかる負荷を把握できてなかった、ということもあります。
このあたり、以前の記事「総括1 振り返って…息子小学5年生の記録」を参考にしていただければと思います。
小6に上がって、中学受験のことを把握するようになってくると、これではいけない、と思うようになりました。
どうすれば、少しでも学習することが楽しくなるのか、と考えました。
怒っても叱っても逆効果。
ご褒美作戦は一時的で続かない。
そもそもそんな上辺の作戦では中学受験を乗り切れない。
息子のやる気スイッチは、どこにあるのか…?
そこで辿りついたのが、子供に勉強を教えてもらうでした。
よく通勤電車の中で日能研の広告があります。
「̻シカクい頭をマルくする」というキャッチコピーに続く問題、解ける人いますか?
私は一度も解けたことがありません…
そんな問題を小6が解けるようになるのです。凄いことだと思いませんか?
よく考えると、喧嘩になっていた時、たいてい私は仕事終わりということもあり、ビールを飲んでくつろいでました。
ビールを飲んでる親が「勉強しなさい」と言っても、何の説得力もないですよね?
そこで、「俺も一緒に(出来る限り)勉強に付き合おう」と思ったのです。
息子はやや迷惑そうでしたが、私が家に帰ってからくらいの短い時間なので、まあ、渋々ですが、付き合ってくれてました。
しかし、当然解けません。
そこで、「じゃあさ、何でこの問題が、この立式になるの?」と聞いたところ、息子が得意そうに「これはね、、、」と教えてくれました。
その時の息子のドヤ顔といったら…!(笑)
それ以降、一緒に問題を解きつつ、わからない問題は教えてもらうようになりました。
すると、息子は親に教えてドヤ顔したいのか、「親に教えるため」に少しづつ勉強に力を入れるようになったのです。
私の帰宅を待って、
「ねえ、この問題解ける?やってみてよ!!」
そうやって四苦八苦している私を見ながら、楽しそうに笑ってます。
そして、塾の先生から仕入れたばかりの知識や公式を得意げに教えてくれました。
親の鼻を明かしたいから、勉強する。というスタイルです。
塾の先生にこの話をしたところ、意外にも大賛成してくれました。
- 男の子にとって、父親を越える事に勝るカタルシスはない
- そして、人に教える事は、自分が完全に理解してないと出来ない
つまり親を越えたいという思いが息子の「やる気スイッチ」。
そして人に教える為には、その問題をしっかり理解してないと出来ないため、やる気スイッチによってインプットされた学習データを、親に教えてアウトプットすることで、どんどん勉強が身につく、というのです。
そういえば、最近よく見るCMで、内村航平が「わかる、話す、身につく」と言ってますが、(MEIKOメソッド、でしたっけ…?)まさにその手法で、ウチの息子は学力を伸ばしていったのです。
子供が親に「教える」のって汎用性の高い手法だと思う
この親子で一緒に学習し、わからない所を教えてもらうというやり方は、理にかなっているということがわかりました。
中学受験は本当に過酷です。
合格したからいいものの、受験分析会などで聞くと、「半分以上が第1志望に入れない」とも言われます。
そんな中、親が子供をサポートするのではなく、親子で一緒に勉強する、という手法は有効であると同時に、親子の絆を深めるものではないでしょうか。
もし、やる気スイッチがなかなか入らないお子さんがいたら、お父さん、お母さんが一緒に勉強(模試もトライ)してみてください。
「そんなこともわからないの~、教えてあげるよ!」という言葉を引き出せたら、きっともうやる気スイッチONです!!