中学受験という長い戦いの中、6月はどうしても中だるみが発生してしまいますよね。
6年生になりここまで頑張ってきた。
でも成績がどうしても上がってこない。
なんだか、やる気が出ないなぁ…
あなたのお子さんも、こんな状態になっちゃってませんか?
そんな時、どうすればいいのか、しろくま的乗り切り方を教えます。
中学受験は1年間の長丁場です。
小4・5年生から頑張っている子なら、もっと長いですよね。
だから「嫌な気持ちになる」ことは当然と理解してあげてください。
大人でも1年間頑張り続けるのって難しいじゃないですか。
例えば家事…手を抜かず完璧に1年間やり続けるなんて、不可能ですよね?
そんな時、旦那さんから「家事くらいちゃんとやれ!」なんて言われたら…
プッツンきちゃいませんか?
私は男ですが、こんな破滅の言葉を妻に言う勇気は、ありません(笑)
子供にとっても同じなんです。
中学受験をする子は、サボっているように見える子でも、その子なりに真剣に頑張っています。
その頑張ってる時には何も言わず、サボってる時だけ見つけられて「ちゃんとやりなさい」なんて言われたら…
一気にやる気がなくなってしまいます。
特にこの時期、受験はかなり遠い先の事だし、身が入らない子はとても多いんです。
みんな一緒。
ちょっとくらい成績が悪くても、サボっていても、親は見ないフリをしてあげましょう。
じゃあ、子供がサボっていても何もしなくていいのか?というと、実はやれることがあります。
特に慶應を受験する予定の子であれば、むしろ勉強を一時中断してもいいのでやってほしいことがあるんです。
それは「社会勉強」です。
ピンと来た方は非常に良い勘をしています(笑)
そう、1次試験を潜り抜けた後にやってくる、願書・面接対策です。
慶應の各中学の入試では面接があります。
そこでは子供に様々な事が聞かれます。
そこでは先生から「小学校時代に全力で取り組んできたこと」を聞かれることも多いです。
サッカーとかピアノとかを真剣に取り組んできたお子さんも多いですが、問題はそれが入学動機に何かつながっているかということです。
私の息子もスポーツを頑張ってましたが、残念ながらそれを面接に活かせることはないと判断しました。
何故なら、本気でやってる子はプロの下部組織に行ったりするものですし、慶應を選んだ理由にはならないからです。
この時期、ダレてくる息子と時々話していたのは「将来何になりたいか」ということ。
息子の場合、色んな夢がありましたが、その中で比較的強く思っていたのは「世界の貧しい国を助ける仕事をしたい」ということでした。
そこで、私はユニセフのイベントを探し、それに参加させるという経験を持たせました。
これは非常に良い経験になったようで、願書作成や面接時の「小学校で取り組んだこと」「将来の夢」の受け答えに役立ちました。
つまり、算数や国語で高得点が取れるようにする勉強と同じくらい、この社会勉強が大事なんだ、と理解して頂ければと思います。
そして、この時期から夏休みにかけてが、一番のチャンスなんです。
秋以降はさすがに学科の勉強に時間を割かなくてはなりませんし、イベントは夏に集中しています。
もしお子さんのやる気が出ない時、願書・面接対策として、社会勉強に繰り出しては如何でしょうか?
息子も連れていった、品川にあるユニセフハウスです。
ユニセフでは様々なイベントも行っていますが、常時連れていける場所はこのユニセフハウスでしょう。
ここでは世界の子供たちの問題やユニセフの活動を体験できる展示スペースがあります。
避難民キャンプなどが再現されているので、ユニセフの活動を身近に感じることが出来ます。
ユニセフが行う支援活動を知り、そこから何を感じ取るのかはお子様次第ですね。
6月16日(日)に、東京ビッグサイトにて行われる小学生向けお仕事体験イベント。
ファッションデザイナーやデータサイエンティスト、新聞記者などのお仕事体験ができます。
参加費は各回500円とリーズナブル。
講師は全員そのお仕事のプロフェッショナル。
人気の仕事を体験し、将来なりたい人をイメージしてみるのもいいと思います。
小学校低学年向けのものもあるので、受験をまだ考えてないご家庭も、遊びがてら参加するのもいいと思います。
エントリーはこちら
日本が世界に誇る、あの「理化学研究所」のイベントです。
理化学研究所は日本で唯一の自然科学の総合研究所として、物理学・情報科学・生物学・医科学など広い分野で研究を進めています。
この理研DAYでは、皆さんの質問を受け、研究員がそれに答えるタイプのイベント。
研究者って、どうやって研究をしているの?普段はどんな生活をしているの?
そんな疑問、質問を研究者に聞いてみるチャンスですよ。
JAXAでは、子供たちが宇宙に関心を持ってもらえるイベントを多数開催しています。
気軽に行けるところとしては、つくばの宇宙センター。
ここでは、ISS(国際宇宙ステーション)のモジュール内に入れたり、ロケットの模型が展示されていたりします。
入口で出迎えてくれる超超巨大な地球儀は、感動モノですよ。
また現在はISSの日本のモジュール「きぼう」が完成10周年ということで、「きぼうの歩み」という特別展を行っています。
『きぼうの歩み』展は3つのストーリーで構成されており、9月3日までの開催期間中、3回に分けて展示を入れ替えます。
第1弾はプロローグとして、日本が有人宇宙開発という未知の領域へ参加を決意した1982年から、船内実験室がアメリカへ旅立つまでの2003年までを、Instagramで連載中の「Kibo Story」よりストーリー形式で紹介するとのこと。
お子様の気分転換も兼ね、つくばへ小旅行というのもアリですね!
きぼうの歩み展の詳細はこちら
また、JAXAでは種子島のロケット発射を見られるイベントも時々行っています。
今年は打ち上げ予定はないようですが、もしチャンスがあれば、旅行がてら行ってみると、一生の思い出になると思いますよ!
大人ならちょっと飲みに行ったり、エステに行ってリフレッシュ、なんて手もありますが、子供はそうはいきません。
だからこそ、子供が気にしている分野のイベントに息抜きを兼ねて行ってみて下さい。
そして、それがうまく将来の夢に繋がるのであれば、それがそのまま面接対策の一つになります。
面接で「JAXAでISSのモジュールを見学し、宇宙の凄さを感じました。将来は宇宙に関わる仕事をしたいと思ってます」なんて答えられたら良いですよね!
慶應面接対策マニュアルをご希望の方はこちらからどうぞ
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