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【息子の慶應受験記】2月3日の記録 慶應中等部を受験&SFCの結果

目安時間:約 16分

 

2日連続で午前&午後受験を行い、さすがに疲れた様子を見せた息子。

2月2日はご飯とお風呂のあとすぐに寝かせましたが、疲れは取れたのか心配なまま3日を迎えました。

 

その日は私と息子が慶應中等部へ。

妻は中大横浜の結果をチェックし、合格なら中大横浜へ書類を取りに。

そしてその足でSFCへ行き合格発表をチェックするという段取りになっていました。

 

思わぬ激励に気合が入った

最寄りの駅に着くと、見知った顔が。

小5までお世話になっていた栄光ゼミナールの先生が、駅でやってくる生徒たちに声をかけていたのです。

 

栄光ゼミナールで勉強していた子たちが先生の激励を受けて改札を通っていきます。

しかし我が家は小6で栄光ゼミナールをやめてしまったので、どんな顔をすればいいのかわかりません。

 

気付かれないように…と思いながら進んでいくと、

「あれ?〇〇くんじゃない!どう?元気にしてた?」と笑顔で声をかけて下さいました。

 

「頑張ってた?あ、今日は前から言ってた慶應中等部の試験?」

「…あ、はい」

「そう!頑張ったんだね!実力出し切れるように祈ってるね!」

 

転塾してしまった生徒に、やさしい応援の言葉をかけて頂きました。

やっぱり長い間息子を見続けてくれていた先生です。

息子とは喧嘩も多く、授業クラッシャーでご迷惑もおかけしてしまいましたが、ちゃんと覚えていてくださったのには感激しました。

 

改札を通ってから、息子がポツリを言いました。

「なんか、嬉しいね。頑張らなきゃね」

 

どうやら、静かにスイッチが入ったようです。

そう、お前のわがままも先生との喧嘩も、飛び出して慶應専門塾で学んだ時間も、全てはこの日を迎えるために必要なことだったんだ…だから、頭は氷のように冷静に、心は炎のようにたぎらせて最後の本命校に挑め!

心の中でそんなふうに思いながら、三田へと向かいました。

 

三田キャンパスで最後の喝を入れてもらい出陣!

 

JR田町駅から徒歩約10分。

慶應大学の正門には、多くの塾関係者が詰め寄せていました。

 

1月に佐久長聖を受けた時もこの門から入りましたが、この日は様子が全く違います。

各塾とも大きな声で、子供たちをそれぞれに励ましていました。

この年の慶應中等部の受験者数が680名(男子)。

この中から最終的な合格は150名程度という難関です。

 

息子はずっとSFCと慶應中等部に照準を定めて、その為の勉強を続けてきました。

今日はいよいよその最終日。

長かった受験も、もう終盤戦です。

 

SFCの時と同じように、この日も塾の先生が来てくれていました。

塾の先生からは「SFCより中等部の方が問題が合ってるので、可能性は中等部の方が高い」と言われていました。

その言葉通り、

 

「やることはやった。投げだしそうな時もあったけど、君はちゃんとついてきた。だから自信を持って臨め」

 

と言って下さいました。

 

しばらく息子と先生はじゃれあい、そしてしばらくすると昨日と同じく「じゃ、行ってくるわ」と軽く言って、キャンパスの中へ消えていきました。

 

ドキドキの午前中、近くの増上寺へお参りに

 

息子が受験をしている間、私は近くの増上寺へ。

あまりそういうタイプではないのですが、やっぱり親が出来ることはこれしかない、という気持ちで今更の合格祈願です。

 

しばらく増上寺をプラプラしていると、多くのお地蔵様を見つけました。

 

赤い帽子をかぶり、カラフルな風車を手にした、数えきれないほどのお地蔵様。

実は「奇跡は起きる?テスト中、息子にお地蔵様の奇跡が!?」でもお伝えしましたが、受験の時の息子には不思議な出来事が沢山ありました。

私はそれをSFCの受験後に聞いてビックリしたのですが、ふらっと入った増上寺にこんなにたくさんのお地蔵様がいるとは思ってもいませんでした。

 

何か不思議な気持ちになり、じっくりとお地蔵様を見て、改めて息子が実力を出し切れるよう、後悔のない受験になるようお祈りしました。

 

 

しばらくすると、携帯に妻から電話がありました。

中大横浜です。

 

結果は…見事合格!

もし慶應がダメだった場合、息子が一番行きたい学校を確保することが出来たのです。

本当によかった。

 

これもお地蔵様のおかげなのか?

そんな面持ちで、改めてお地蔵様にお祈りしました。

 

妻は中大横浜で合格書類をもらって、そのままSFCへ行くと言って電話を切りました。

 

息子が初めて見せた悔し涙…

慶應中等部の試験が終わり合流した私たちは、塾へと向かいました。

SFCがもし合格していた場合、明日2次面接があるためです。

塾ではSFCに合格者を毎年出しており、どんな質問があるのか、どんな形で行われるのかをレクチャーしてもらう予定でした。

 

塾へ行く前に、最寄りの駅地下のレストランでランチを取ることに。

息子はガッツリとハンバーグランチを頼み、それを食べながら今日の試験について話しました。

 

中大横浜の合格も伝えると、

「よかった!実は昨日の問題、前日に見直していたところがバッチリ出たんだ!やっぱりお地蔵様のおかげかな~」

と嬉しそうにしています。

今日の試験も、まあまあ手ごたえはあったらしく、こちらも出るかもなと思っていたところがドンピシャだったそうです。

過去問演習のたまものだと思うのですが、本人は割と本気でお地蔵様の奇跡を信じていて、「受験終わったらお参りに行こう!」とか言っていました。

 

と、その時。

 

♪ピロリン

 

私の携帯が鳴りました。妻からです。

一瞬にして息子の体がこわばるのがわかりました。

このタイミングで鳴るのは、SFCの結果の報告だと分かっているからです。

 

携帯を持って外に出ました。

 

「俺。どうだった?」

「…うん、なかったよ」

「…そうか。残念だけど、仕方ないよな」

「…私、もう合格発表とか見に行くの嫌だ。だって、修羅場なんだよ。泣き崩れるお母さんとかいるし、その横で騒いでる親子もいるし。もうやだ」

 

テレビで見たことのある中学受験の壮絶な合格発表。

それはどこか遠い世界のことだと思っていました。

何故ならテレビで取り上げられるのはたいていの場合、開成をはじめとする御三家の合格発表。

そりゃ気合の入り方が違います。

 

慶應はそこまでではないだろう、と理由もなく思っていたのですが、やはり熱望している家庭は多いようで、慶應の合格発表も涙と笑顔が交錯する修羅場みたいな状態だったようです。

 

電話を切り、席に戻ると息子が目で聞いてきました。どうだった?…と。

 

「うん、なかったって。残念だったね」

「・・・」

「全力を尽くしたんだから、仕方ないよ。まだ今日の中等部も残っているし、元気出して行こう」

 

努めて平気そうな声で伝えました。

息子もSFCには手ごたえがなかったと言っていたこともあり、「そうだよね。仕方ないよね」と言って再びハンバーグを口に。

 

そうやってしばらく2人で黙々とご飯を食べていたその時。

 

「うう…ううっ…」

 

嗚咽の声が聞こえてきました

うつむきながら息子が、泣いています。

ハンバーグにぽたり、ぽたりと涙がこぼれ落ちました。

 

それは、私がはじめて見る息子の悔し涙だったのです。

 

保育園、小学校と育っていく中で息子が泣く場面は当然色々ありました。

しかしそれらは、親と喧嘩して泣くとか、友人と喧嘩をして泣くといったシーンであり、悔し涙ではありませんでした。

その息子が、今、歯を食いしばって泣いている…

 

ああ、そうか。

息子は本当に本気だったんだな。

私も栄光ゼミナールの先生も、そしてきっと今通っている塾の先生も、学力が足りてないことを理解しており「落ちることもあるかも」と思っていたけど、息子は本気で信じて本気で受かるつもりだったんだ…

 

息子の涙を見て、ようやくその事に気が付いたのです。

 

親の目から見たら、まだまだ頑張れる余地はあるように見えました。

「俺は頑張ってるんだ!」と何度も喧嘩をしましたが、努力は足りないと思っていました。

「お前はまだ、真剣に立ち向かえていない!」と言ったこともあります。

 

でも、そうではなかった。

まだまだ12歳の子供…つい手を抜いてしまったり遊んでしまったりすることもある。

でもそれは真剣じゃない、ということと同義ではなかった。

息子は、ついついサボりに傾いてしまう心と必死で戦い、息子自身が言うように「本気で頑張って」きたのだと分かったのです。

 

いつの間にか成長していた息子の、泣きながらハンバーグを食べる姿を見ながらそんな風に感じました。

何も、言えずに…。

 

塾の先生に励ましてもらい、いよいよ中学受験最終局面へ・・・

ひとしきり泣いた後、私と息子は塾へと向かいました。

電話で結果は伝えていたので、先生は面接対策ではなく、息子を励ましてくれました。

 

そして、先生と一緒に慶應中等部の試験問題を見直し。

「あ、これは間違った!」とか「これは合ってるな…」とか言いながら、チェックしていきます。

 

4教科トータルで8割から8割5分といったあたり。

解答もうろ覚えのところがあり、もしかしたらもう少し取れているのかもしれませんが、逆にもう少し取れてない場合もあります。

もし8割を切っていたら、慶應中等部も怪しいのですが、先生方は「きっと大丈夫!」と言って励ましてくれました。

 

息子もそれに根拠がないことは分かりつつ、それでも心を立て直しているようでした。

 

 

こうして、息子の慶應受験は、ひとまず終了となりました。

後は、明日の結果次第で、続きがあるか終戦か…

明日2月4日は、いよいよ慶應中等部の結果発表です。

 

 

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慶應受験専門塾の先生と共に、我が家の受験の経験と先生のノウハウを組み込んだ、慶應中等部・普通部・湘南藤沢の受験に特化した情報提供サイトです。

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