先日、慶應中等部の保護者会が行われました。
場所は三田キャンパスの西館ホールでした。学校説明会と同じ場所ですね。
息子が受験生だったころは、親として淡い期待はしていたもののまさか本当に慶應に合格するとは思ってなかったので(子供に失礼ですね…笑)こんなに何度も三田キャンパスを訪れるとは思ってませんでした。
せっかくなので、ちょっと三田キャンパスを散策してみました。
三田キャンパスは歴史を感じるものがいっぱいあって、とても気持ちの良い場所です。
慶應出身の同僚に言わせると「キャンパスの中心にある大銀杏がシンボルだった」とのこと。
この日も寒空の中、大銀杏の近くのベンチに腰かけて話をしている姿が見られました。
この日は東門から入ってみました。
JR田町駅から行くと、ちょっと遠回りになるのですが、この東門の赤レンガ造りがとても気に入っているからです。
確か映画「ビリギャル」でもこの門が使われていたような気が…
そしてちょっと豆知識。
普段は通り過ぎるだけのこの東門ですが、よーーく見てみると、何やら文字が書かれていることがわかります。
下の段と上の段の境目、ペンマークのロゴの下あたりです。
これはラテン語で「HOMO NEC VLLVS CVIQVAM PRAEPOSITVS NEC SVBDITVS CREATVR」と記されていて、その意味は「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」。
このラテン語を直訳すると、「いかなる人もある者の上につくられてはいないし、いかなる人もある者の下につくられてはいない」となり、日本語の「天」がもつ語感を表すため、受身の形かつ否定により表現されているとのこと。
ちょっと「へえ」と思いました(笑)
その後、幻の門を通り、福沢諭吉終焉の地の石碑のそばを通って、西門近くへ。
ここには国の重要文化財に指定されている「三田演説館」があります。
明治8(1875)年5月1日、日本最初の演説会堂として建造された演説館です。
創建当初は現在の図書館旧館と塾監局との間にありましたが、大正13(1924)年に現在地(三田キャンパス南西の稲荷山)へ移築したそうです。
昭和22年には修復が施され、平成7(1995)年より約1年半かけて解体修復が行われたとのこと。
木造瓦葺、洋風、なまこ壁の建物は、昭和42(1967)年に国の重要文化財に指定されています。
現在も、三田演説会や福澤先生ウェーランド経済書講述記念日の講演会などの義塾の公式行事が開かれてるそうですが、この日は当然入れずでした。
息子をお願いします、と諭吉先生をパシャリ。
ド逆光で真っ黒になってしまいました(笑)
息子も受験前の見学で、この福沢諭吉像を携帯で撮影して、気分を盛り上げていましたよ。
さて、三田キャンパスには(日吉・SFCにもありますが)慶應グッズもたくさんあります。
さっきの地図でいうと「M」の場所、中等部と道を挟んで対面の場所に、生協があるんです。
そこには様々な慶應グッズが売られていて、当時小学生だった息子は嬉しがって大量に仕入れていました。
などなど。
私もそれで気分が上がって勉強するなら、とうっかり散財してしまいました(汗)
今でもスポーツタオルは使ってくれています。
(他のは全く見かけないけど…どうした?)
息子は「慶應ペンだと勉強はかどるねっ!」とか何とか言いながら、嬉しそうにしていました。
もしお子さんを連れて慶應見学に行ったら、ぜひ生協に行って、好きなものを買ってあげて下さい。
厳しい中学受験の励みになると思いますよ!
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