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慶應3校の違いについて

目安時間:約 8分

 

どうも、しろくまです。

ウチの息子も受験した、慶應の中学校3校について、改めてご紹介しようと思います。

 

受験日程に沿ってご紹介したいと思いますね。

 

慶應普通部

住所:神奈川県横浜市港北区日吉本町1-45-1
1学年の人数:約240名(中学募集は、一般180名)
受験日:2月1日(2018年)
男子校

 

一学年は、240名ですが、学年によってクラス人数が異なっていることが普通部の特徴です。

1年生は24人編成10クラス、2・3年生は、40人編成6クラス体制。

入学した一年目、少人数でしっかり生徒をみてもらえるのです。

そのため、この制度が導入された2001年度から、志願者が増加し、瞬間的に中学受験の最難関・男子御三家(開成中・麻布中・武蔵中)レベルまで難易度がはね上がりました。

 

その後、2010年度に170名だった募集人数も180名に増えて現在の入試に至っています。

普通部を見学するなら、「労作展」。いわゆる学園祭に当たるものです。

 

昭和2年からの伝統行事です。物を創り出すことが、生徒の心身両面にわたって円満な発達を促すとの考えではじまりました。

テーマは、何でもOK。美術・技術系が多い印象です。

在学3年間を数人での共同研究をする生徒もいれば、ひとつのテーマを打ち込む生徒もいます。

 

この労作展を見学して、普通部第一志望を決意する生徒も多い人気企画です。

 

ちなみに日吉駅から普通部までの道は「普通部通り」と言われていて、町全体が慶應普通部を中心に形成されている印象。

ちなみに、買い食いは禁止されていますが、そこは成長期の中学生。

ついついお店に入ってしまうことがあるそうです。そして席が取れなくてムカついた慶應義塾大学の生徒が、学校にチクるという笑い話もこの町ならでは、ですね(笑)

 

慶應義塾湘南藤沢中等部(略称:SFC)

住所:神奈川県藤沢市遠藤5466
1学年の人数:約240名(中学募集は、男女120名)
受験日:2月2日(2018年)/2次は2月4日(2018年)
共学

 

横浜初等部の生徒が卒業してくる2019年の入試から募集人数が変更になります。

卒業生を受け入れるため、来年度の受験から合計50名減の、男女合わせて70名となります。

これで受験の難易度が上がることは必至となりました。

 

創立は1992年で、慶應系の学校では横浜初等部に次いで2番目に新しい学校になります。

最大の特徴は「完全中高一貫」であること。普通部の生徒はSFCや慶應志木などに進学できますが、SFCの生徒はSFCにしか進学できません。これは中高6年間というスパンで教育するスタンスがあるからで、開成などに通じるものがありますね。

 

またSFCは「生徒の多様性」を重視しています。入試制度の中に「帰国生枠」があるのもその一環。

その結果、帰国生が3割を占めることになります。

 

実際息子が学園祭にお邪魔した時は、ピアスした子やバッチリ化粧した子(舞台化粧ではなく)もいて、また校舎もアメリカンスクールっぽい雰囲気を醸し出し、日本ではないように感じました。

 

難点は、アクセスの悪さでしょうか。湘南台からスクールバスでSFCまで行くのですが、これがなかなか来ない&大混雑なのです。

でも、学校説明会で話をしてくれた女子生徒は「私は2時間以上かけて通学してますが、その移動中に勉強ができるので苦にはなりません」と話していたのが印象的でした。恐らくは普通部や中等部よりも意識高い系の子が集まっているように思います。

 

慶應中等部

住所:東京都港区三田2-17-10
1学年の人数:約240名(中学募集は、一般男子140名、一般女子50名)
受験日:2月3日(2018年)/2次は2月5日(2018年)
共学

 

2017年は芦田愛菜ちゃんの進学先として注目を集めました。

慶應三田キャンパスの隣にあり、大きなイベントでは三田キャンパス内のホールを使用することも。

美術では三田キャンパスの東門など、歴史的な建造物を描かせることもあります。

 

ちなみにこの美術では、3年生では「油絵」が必修になっているのも特徴的。勉強だけではなく教養という点に重点を置いた教育が特徴です。

 

戦後の1947年、女子教育の高まりにいち早く対応し、慶應初の共学の学校として誕生しました。

 

中等部の最大の特徴は『自由さ』。設立当初から、中等部に校則というものが実はありません。自ら考え、自ら判断し、自ら行動する人物になることを目標にする中等部側の狙いがあるからなんです。

もちろん、クラス崩壊などなってません。校則がないという条件の中で、伝統的に生徒たちの秩序が生まれるからでしょうね。

この「自ら考え、自ら判断し、みうから行動する人物たれ」という理念は隅々まで浸透しており、親も生徒もみな知っています。

 

2次試験の面談でもし聞かれることがあった際、知らないでは済まされない基本理念なので、それぞれのご家庭で話し合っておくことが大事かと思います。

 

後は、幼稚舎出身の女子のほとんどが中等部に進学することが中等部の特徴のひとつですね。

あと、本当に先生のことを「さん」づけします。ウチの息子が先生のことを「~さん」と言っていて、最初は友達のことを言ってるのかと思ったくらいです(笑)

 

慶應3校まとめ

大雑把に慶應の中学3校をまとめると…

 

  • 普通部…伝統ど真ん中。いわゆる慶應ボーイの養成学校
  • SFC…新しい時代に対応した疑似アメリカンスクール
  • 中等部…成功するもしないも自分次第。とにかく自由

 

どこを選ぶかは、お子様の性格次第でしょうか。

ただ、その学校を選んだとしてもとてもいい学校であることは間違いなく、愛校心が湧くそうです。

ウチの会社にもSFC出身の奴がいるんですが、「中等部とか行きたかったっすよ~」「湘南台なんもないんだもん~」とか口ではディスりつつ、何度もSFCに足を運んで後輩の為に講演とかやってますよ(笑)

 

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