まだ低学年だけど、将来的には中学受験を目指したい…
そんな子には、どんな準備をすればいいの?
多くのご家庭にある疑問だと思います。
今日は、そんなご家庭に為になる話が、プレジデントファミリーに乗っていたのでご紹介したいと思います。
算数で身に着けて欲しいのは、「数感覚」が身についている事。
数で表現することに抵抗感がない、という状態にして欲しいと思います。
その為には、日常の中で数に接していることが大事です。
現代では何でもICカードで買い物が出来てしまいますが、お金を使う場面では「10円玉が10枚で100円」「120円のものを買って、500円玉を渡したら、おつりはいくら?」などの会話を是非、して欲しいです。
これが、数感覚を身に着けるのにとても役に立ちますし、よけいな参考書を必要とせず、日常の中で算数が活かされる、いいチャンスになります。
よく「算数のセンスがある」と言いますが、センスは磨けます。
中学受験の最大手の一つ、四谷大塚お茶の水校舎の校舎長・成瀬先生によると、中学受験コースで算数に秀でている子は、小さいころから積み木を数えたり、積み上げたりしながら、遊びながら数や形に接してきた子が多いそうです。
翻って、我が子も保育園や小学校低学年のころ、NintendoDSで私が「脳トレ」で遊んでいたのに興味を持ったのか、よく私から奪って簡単な四則演算をやっていました。
今思えば。これも小さいころから遊びで数に接していたことになりますよね。
また、家の中で言うと、アナログ時計もいいです。「量の感覚」が身に付きます。
「もう一時間の半分が建ったね」など、視覚的に感覚が身につくのが良いところです。
では、3年生の終わりで塾に入るとして、どれだけの計算力があればいいのでしょうか?
次のチェック表は、3年生の終わりの父母会で渡しているものだそうです。
算数力チェックリスト
□ 四則演算が早く正確に取り組める
□ 2桁の計算(足し算、引き算)は暗算出来る
□ 計算の順序を正しく理解して取り組める
□ 計算を工夫して取り組める 例)14×3+6×3=(14+6)×3
□ 問題文に合わせて何算を使うのかわかる
□ 問題内容を図に表すことができる
□ 問題文で何を問われているか、条件は何かをチェックしている
□ 三角形・四角形の定義を説明できる
□ 図形の定義を理解し、フリーハンドで書くことができる
□ 少数・分数の概念を理解している
四谷大塚によると、このくらいの算数の力を目指したいそうです。
これを見て、「やっぱりウチの子は無理だわ…」と思われた方も多いのではないでしょうか?
これは、あくまで理想だと思ってください。
ウチの子は、全くこのレベルに達していませんでした。
ただ、やはり御三家や灘を目指すというのであれば、ここまでのレベル必要なのかと思います。
逆説的になりますが、一番大事なのは、子供に無理をさせない、ということではないでしょうか。
勉強が嫌になってしまっては、どんなに才能のある子も芽は出ません。
ウチは遊びの延長線上に「算数」があったことが幸いしたのだと思っています。
国語では、本に親しむことが土台となります。
小さいうちは絵本やイラストが多い本を、ひざの上に子供を乗せて一緒に読み聞かせをしてあげるといいでしょう。
文字を追っていく楽しみを一緒に味合わせてあげるのです。
ウチはこれがあまり出来ておらず、算数に比べて国語が非常に苦労しました。
ついつい「コロコロコミック」などを楽しんで読んでおり、一緒に本を読み聞かせようとも、文字を追うのではなく「読んでもらう」という方向になってしまいました。
漫画も悪くはないのですが、どうしても絵が想像を固めてしまいます。
極端なことを言えば、セリフが無くても楽しめるようになっています。
それでは、文字から場面を「想像する」という訓練になりません。
ウチの子は今でもこれが苦手で、今はラノベにはまっていますが、いい機会だと黙認しています(登場人物の感情を推し量るなど、基本的な能力が高まるはず)
気になるのは、家庭での言葉遣いだそうです。
親の方から正しい言葉を使わないと、子供の身につかないですし、抽象的な表現をあえて使ったり社会的な話題を話したりするのがいいとのことです。
国語力をアップさせる日常の過ごし方
□ 子供に会話させる機会を与える。他者との会話が、国語力の基礎を養います
□ 文字だけの本にこだわらない。絵を通して想像力や読解力を養う
※ウチの子のケースで言うと漫画は今ひとつです。挿絵などがある本がベストだと思います。
□ 身近な人に手紙を書く。他者を意識できる
□ ゲーム感覚を取り入れながら、語彙を増やしていく。言葉遊びを楽しむことが効果的です
特にお父さんにありがちなのですが、結果重視・成果主義的な発想はNGです。
「5問も間違えているじゃないか」と言うのではなく「毎日頑張ってたもんね」と、結果を出そうとした努力を評価してあげてください。
ウチの子もそうでしたが、褒めることがない、という悩みもあるかもしれません。
そこは…何としても褒める部分を見つける!です。
小学校低学年で必要なのは、「勉強は楽しい」と思わせる事です。
小5、小6で一気に伸びる子は、みな「勉強して知識を吸収することが楽しい」子です。
嫌々やっている子に、伸びしろはないと理解しましょう。
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