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2019年 慶應中等部の入試分析

目安時間:約 12分

 

2019年度の慶應中等部の入試はいかがだったでしょうか?

私がアドバイスさせていただいた方からも合格のご連絡を頂き、非常に嬉しく思っています。

 

さて、今年も全体的に厳しい入試動向でした。

慶應中等部でも志望者は頭打ちになったものの例年より志望者数は多く、実質倍率は男子で5.1倍、女子で7.2倍でした。

 

ここでは次年度以降に慶應中等部に挑戦される方の為に、各教科の分析を掲載したいと思います。

 

慶應中等部の算数

算数の配点は100点。試験時間は45分。問題数は多く、1問当たりにかけられる時間は約2分です。

 

全体的な傾向

慶應中等部の算数は、難関校の中では比較的簡単です。

しかしネックとなるのが試験時間。

わずか45分の間に数をこなす必要があり、問題が簡単だからといって楽観視は出来ません。

 

また後半では作業が必要となる問題もあるので、前半に時間をかけすぎず、テキパキと解いていく必要があります。

 

最も重要になるのは、時間配分で、これを間違うと痛い目を見てしまうでしょう。

 

出題内容

2019年の出題内容は、以下の通りです。

 

大問1:計算1行問題

 

 

大問2:一行文章問題

 

 

大問3:図形小問

 

 

大問4:通過算

 

 

大問5:立体図形(容器と水)

 

 

大問6:2点の移動と面積変化

 

 

大問7:場合の数・推理(総当たり戦の得点)

 

 

1~5は典型的な問題で、難易度も平易。

しかし途中式を書く乱がないため、計算をミスすると0点になってしまう。

速く、かつ正確な計算が求められます。

 

算数の頻出分野

1位:速さ

2位:平面図形

3位:場合の数・条件整理

 

算数の対策

求められるのは、計算のスピードと正確さ。

しかし慣れていないと、あまりの問題量に焦ってしまい、ついミスをしてしまいがちです。

 

そこで中等部の算数の対策方法としては「時間を意識する」ことでしょう。

普段から1問にかける時間を区切り、普段の学習の中でスピードアップすることを意識しましょう。

 

また愚直に計算していくのではなく、ショートカット出来る工夫を身に付けたいところです。

 

□に数字を当てはめる独特の解答形式にも慣れておきましょう。

 

 

慶應中等部の国語

国語の配点は100点。試験時間は45分。問題数は多く、1問当たりにかけられる時間は約1分です。

 

全体的な傾向

例年、読解問題が2~3題、知識問題が2題程度、漢字の問題が15~20問ほどで構成されています。

読解問題は簡単な随筆文や物語文が多く、俳句や詩が出題されることもあります。

 

形式は選択問題が主で、知識問題は漢字以外に、慣用句から言葉の使い方、手紙の書き方、文学史に至るまで多岐にわたります。

 

国語の素養が問われる問題でもあり、普段から準備していないと、意外と詰まってしまうこともあるので注意が必要です。

 

出題内容

2019年の出題内容は、以下の通りです。

 

読解問題は随筆分と物語文。

例年通りの選択式中心の出題でした。

 

記述問題の文字制限は40~50文字と長くなりましたが、指示語の指す内容をまとめれば良いだけで、難しくはありません。

漢字も易しく、言葉の意味や畳語が問われた知識問題の一部を除き、確実に得点できるレベルでした。

 

逆に言うと、かなり合格点は高かったと推測されます。

 

国語の頻出テーマ

1位:文化と学問

2位:友人

3位:人としてどう生きるか

 

国語の対策

問題自体が平易なため、受験勉強をしていても楽しく解けるでしょう。

その意味では過去問を数多くこなして慣れることが一番の対策になると思います。

 

ただ算数と同様問題数が多いので、素早く解答を決断できる力や、様々なジャンルの知識が必要になってきます。

 

特に知識問題については、いわゆる受験用の勉強だけではダメで、古典や年中行事、礼儀作法など様々な日常生活上の知識も必要です。

これらは普段から親が心がけて、うまく会話に取り込むようにするといいでしょう。

例えば3月であれば、ひなまつりの由来や名前の意味などを語り合ってはいかがでしょうか。

 

 

慶應中等部の社会

社会の配点は50点。試験時間は25分。問題数は特に多く、1問当たりにかけられる時間は約30秒です。

 

全体的な傾向

とにかく問題数が多い。

25分というと、受験生にとってはあっという間に終わってしまいます。

 

スタートしてから25分間、時間に追われる展開になってしまうでしょう。

 

一方で最近では地図を扱う問題、歴史上の出来事の並び替え、日本文化に関わる問題、時事問題などが良く出ます。

 

出題内容

2019年の出題内容は、以下の通りです。

 

基本的には知識問題が大量に出ます。

 

ただ昨年から思考型記述問題が出題されるようになりました。

今年もグラフの読み取りを踏まえて思考させる、記述問題が出されました。

しばらくはこの傾向が続くものと思われます。

 

日ごろから話題となっている出来事や問題に関心を持って生活すれば、そこまで難しくはありません。

 

社会の頻出テーマ

1位:日本の国土と自然

2位:原始・古代(~平安)

3位:国会・内閣・裁判所

 

社会の対策

思考型記述問題の導入により、出題数が若干減りました。

とはいっても問題の難易度としては低く、合格する為には取りこぼしはNGだったと思われます。

 

その為には、日ごろからニュースや新聞などで取り上げられている世界の諸問題に触れましょう。

そしてその原因や解決策を、自分なりに考えられるようになると良いと思います。

 

一方で問題数はまだまだ多いので、引き続き、速く正確な処理能力が必要になってくると思います。

とにかく知識の習得に全力を尽くしましょう。

 

 

慶應中等部の理科

理科の配点は50点。試験時間は25分。問題数が多く、1問当たりにかけられる時間は約50秒です。

 

全体的な傾向

出題の多くが記号選択式で、標準的な知識を問うものが中心です。

奇問・難問はなく、計算問題も簡単なものが多いです。

 

ただし、出題分野が広く、幅広い知識が求められます。

基礎力が非常に大事になってくるでしょう。

 

問題数が30問くらいに対し、試験時間が25分と短いので、問題が簡単だからと言っても油断は禁物です。

 

出題内容

ほぼ標準的な知識問題ばかりなので、合格点はかなり高いと予想されます。

慶應では合格最低点などは発表されていませんが、9割以上を狙いたいところです。

 

昨年の出題分野は、次の通り。

 

大問1:太陽の動きと気象

 

 

大問2:水溶液の性質や化学変化

 

 

大問3:川の流れの動き

 

 

大問4:植物の光合成

 

 

大問5:落ちる水のエネルギー

 

 

例年通り、各分野からまんべんなく出題されており、今後もこの傾向は続くと思われます。

 

理科の頻出テーマ

1位:物の溶け方

2位:いろいろな植物・季節と植物

3位:水溶液の性質と溶け方

 

理科の対策

合格点かなり高いと予想され、苦手分野を作らないことが肝心です。

とはいっても難問・奇問はないので、とにかく基礎中心。

 

植物や水溶液などは必出と言ってもいいかもしれませんが、とはいえ苦手分野を作らないことが肝心です。

 

また同時にその基本問題を、スピード感を持って解くことが大事。

 

そのため、理科の基礎固めをした後は、あまり応用問題などに移行するのではなく、基礎問題を短いスピードで解けるように訓練しましょう。

 

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