1月は小学校を休んで、朝から晩まで塾で勉強し続けた息子。
いよいよ2月1日の本番を迎えました。
出願したのは午前中に中大横浜。そして午後に国学院久我山STです。
秋ごろから会社には「2月1日から2月5日までは、絶対に休みます」と宣言して、その分以上に働かせられていました(笑)
ここからは息子が頑張ってきた中学受験の集大成。
親子総力戦で受験に挑みます。
午前は中大横浜へ
2月1日の朝、いつものように起き、いつもと同じように朝食を取りました。
中大横浜は息子が気に入っている学校の一つであり、慶應がダメだった場合、最も行きたい学校です。
塾でも慶應の次に多くの時間を取り対策を練ってきた学校、息子にとっては絶対に落とせない受験です。
塾からはここにきてようやく「きっと合格できると思います」という言葉を受けていました。
電車を乗り継ぎ、神奈川県都筑区のセンター北駅で下車。
とても綺麗な街です。
センター北から中大横浜へは歩行者専用道路が整備されており、迷うことなく行くことが出来ます。
駅からその道を進むと、その側に巨大な日能研の校舎が。
中大横浜、日能研の生徒は大量に受けるんだろうなぁ…とか思いながら妻と息子とで学校へ向かいました。
中大横浜の正門から玄関にかけては、やはり多くの塾の先生が来ていました。
とは言っても2月1日は中学受験界最大の関心事・開成の受験日。テレビで見るあの光景ほどには先生も多くはありません。
そんな中、息子の塾の先生が来てくれていました。
まさかこんなところに来てくれているとは思ってもいなかったので、とても嬉しかったです。
息子は相変わらず拗ねたような表情で、あるいは照れたような表情で先生と言葉を交わし、さっさと校舎に消えていきました。
別れ際、気の利いた事も言ってやらねばと思い、
「今までやったこと以上のことは出来ないんから、頑張るんじゃなく今まで通りやってこい。とっとと蹴散らして来いよ!」と出来るだけ軽い調子で言いましたが、息子は「んー」と言ったのみ。
カッコつけて失敗した(笑)
妻とセンター北駅にあるコーヒーショップで午前中を潰し、試験が終わって出てくる息子を待ちました。
妻は一時期かなり息子の勉強態度で悩んだり怒ったりしていましたが、勉強を塾に任せるようになってからは比較的楽な状態になったようです。
この日も明日以降の手順を確認したり、あるいは受験と全く関係ない雑談などをして、久しぶりの夫婦デートを楽しみました。
息子を確保して急いで国学院久我山へ
センター北駅の前で息子と待ち合わせをし、そのまま急いで久我山へ向かいます。
井の頭線の久我山駅から徒歩で約15分ほど。
まるで行列のように、多くの親子が歩いていくので、迷いようがありません(笑)
お昼をどうしようか迷ったのですが、やっぱりゆっくりする時間もなく、国学院久我山キャンパス近くの歩道に設置されたベンチに座り、妻がつくってくれたおにぎりを急いで頬張りました。
久我山STは国語と算数のみの受験。
息子は国語が苦手で算数が得意なので有利とも不利とも言えません。
2月1日の午後受験は定員30名のところに多くの生徒が受験してきます。
やはり午後受験であることから、上位層が手堅く合格を取ろうという流れがあるようです。
息子の時は約450人が受験をしました。
少しでも優秀な子を取りたいのか、A日程とB日程に分かれており、もし15時開始のA日程に間に合わない場合、30分遅いB日程に切り替えることもできるようです。
息子は翌日2日が超本命の慶應湘南藤沢なので、出来るだけ遅くなりたくなかったのでA日程に間に合うように急いで入りました。
さすがに午後受験ということもあり、塾の先生はどこも来てなかったです。
息子はおにぎりを食べている時に「梅はやだな~」とか「たらこ入れて欲しかった」とか愚痴ったため、妻から「文句言うなら食うな!」と怒られて、若干ふてくされながら校舎に入っていきました。
うん、いつも通り・・・(汗)
國學院久我山では食堂などを開放して、保護者の待機場所としていました。
でもやっぱり人数が多くて、食堂はむせ返るような熱気というか湿気に包まれており、かといって近くにはカフェとかもないので妻と2人で学校内を散策しながら待つことにしました。
受験が終わったのは17時半。
あたりはすっかり暗くなってしまい、息子を見つけるにも一苦労です。
「どうだった?」
「うん、まあ普通に出来た」
「お!いい反応じゃん?」
「あのさ、ビックリしたんだけど、午前の中大横浜で出た国語と同じ問題が出たんだよね。あそこだけは完璧に出来た!」
そんな会話をしながら、帰路につきました。
親はまだ眠れない…国学院久我山STの速報をチェック
こうして息子の2月1日の受験が終わりました。
手ごたえで言うと、中大横浜が今一つ。国学院久我山は普通に出来た、という感じ。
中大横浜は問題の取捨選択を間違えて、余計な時間を使ってしまったとのこと。
それで焦ってしまい、いつも通りに出来なかったと言っていました。
しかし本命は明日の慶應湘南藤沢。
しかも遠いのでいつもより30分以上早く起きなくてはなりません。
家に帰ってくるのが遅かったこともあり、この日は過去問を軽く見直す程度にして早めの就寝。
しかし、親はそういうわけにはいきません。
というのも、国学院久我山STの合格発表は、この日の夜23時にあるのです。
夜、妻は先にベッドに行きましたが寝られない様子。
私は本などを読みながら時間をつぶし、23時を待ちます。
そして時間が来て、ネットで合格発表をチェック・・・
その結果は・・・
合格!!
よかった!!
早速横になっている妻にも報告すると「ほんと?よかったね~」と嬉しそうな返事が。
こうやって受験記などを書いていると、私目線の報告になってしまいますが、実際に息子と向き合った時間が長いのは妻の方です。
しかも頑固で自分を曲げない息子とバトルを繰り返してきたこともあり、きっと喜びは妻の方が大きかったのではないかと思います。
これで明日、息子を心置きなくSFCに送り出せます。
いよいよ、ずっと憧れ続けてきたSFCの受験日。
息子のカバンに結び付けられた、小4の時に行った太宰府天満宮のお守りに「どうか実力を発揮できますように」と祈ってからベッドに入りました。
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