慶應中学受験…偏差値５０から合格する方法

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２０１６年の５〜６月。梅雨前の気持ちのいい時期。

息子はEゼミナールから個人授業の塾に切り替わり、コツコツと勉強しているようでした。

相変わらず家ではほとんど勉強はしてないんだけど・・・。

 

いよいよ中学受験のラストイヤー。

中学受験の何たるかを全く理解できていない、と痛感した私は、受験に関する本や記事、中学受験された方々のブログを読み漁りました。

 

その中で、志望校に関する自分の考え方が変わってきたので、忘れないうちに記しておきたいと思います。

 

志望校はどんなに偏差値が足りなくても受ける！

元々私は、本命の１校を受けるだけでいいのではないか？ダメなら公立でいい、という考え方でした。

それが、若干変わって行ったのです。

 

志望校を適当に決める人はいないと思います。

教育理念や学校の雰囲気、どういう生徒を育てようとしているのか、制服は可愛いかどうか（主に女子？）、宗教理念は付いてくるのかどうか、など
親は必死に情報収集し、自分の子供にどの学校が合っているのかを考え、子供に言葉巧みにプレゼンする…というのが多いんじゃないでしょうか？

 

私もS太が行きたいと言う慶應湘南藤沢、普通部、中等部を色々調べました。

また、偏差値が全くと行っていいほど足りていないこともあり、それ以外の可能性のある中学校を一応調べました（地元公立中学も）。

 

その結果、思ったのは…

 

「どの中学校もいいな」でした。

 

終身雇用が崩壊し、自分で自分の道を切り開かないといけない時代になってしばらくたっているせいか、どの中学も子供の実力を伸ばすことに注力しています。

グローバル社会を生き抜くための英語教育、

海外の様々な学校と提携した、短期のホームステイ教育、

情報リテラシー教育と、情報処理の教育、

詰込み型ではなく、自分で学習したいと思える授業の開発、

 

そうした授業をどの学校も取り入れており、素晴らしいと感じました。

（一部偏差値の高い学校では、東大合格の為のカリキュラムがありますが、ここは息子は最初から考えていないので除外してます）

 

逆に言えば、どの学校に行ったとしても、親の立場からは文句はないな、、と。

 

 

では、志望校は何で決めるべきなのか？

 

「息子が最も憧れる学校でいいのではないか？」

 

それが、結論になりました。

 

偏差値が足りない、というのは考える必要はないのではないか、と。

 

 

栄光ゼミナール時代、先生との面談では偏差値を大前提に、「チャレンジ校」「実力相当校」「安全校」を選定し、受験日程に沿って配置していく、
という話を伺っていました。

ただ、親の立場から言えば、チャレンジ校も安全校も全部いい学校という認識なので、だったら、息子が受けたい学校を受ければいいのではないか、と。（結果的に全部落ちて公立に行くとしても、そこもいい学校ですし）

この時点で息子が行きたい学校は、湘南藤沢を中心に慶應普通部、慶應中等部の３校でした。

偏差値理論で行けば、チャレンジ校にもならない雲の上の学校。

 

でも、憧れてるのなら、やれ。

結果落ちたとしても、自分の希望を捻じ曲げるよりはいい。

 

 

この私の考えが伝わった、、、のかどうかわかりませんが、頑固な息子は、最初から最後まで志望校を変えることはありませんでした。

小６の模試で、合格率が２０％しかないのに。

偏差値が１０以上足りていないのに。

 

 

でもこの無謀とも言える志望校設定が、あの６年生後半の怒涛の追い込みにくじけなかった理由にもなったんだろうな、、と、今思っています。

そして、奇跡的な合格を手にすることができたのも・・・。

 

 

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