1月8日、早稲田佐賀の首都圏入試が終わって家に帰ってきました。
翌日1月9日は、いよいよ佐久長聖の東京入試が行われます。
いよいよと言ったのには理由があって、この佐久長聖の試験会場、慶應の三田キャンパスなのです。
本番の入試が三田キャンパスで行われるということもあって、場慣れの為に慶應中等部志望の生徒はかなりの数が受験します。
息子も慶應中等部の試験前に、三田キャンパスを体験するという意味もあり出願しました。
佐久長聖受験前夜の息子の様子
佐久長聖は長野県トップレベルの学校でもあり、また夏の甲子園では史上初のタイブレークを制するなど、有名な文武両道の学校。
それだけに本命で受験する人もいて、決して「お試し」気分で受けられる学校ではありません。
しかしあれもこれも対策出来るほど学力に余裕がなかったので、今回はほぼぶっつけ本番。
早稲田佐賀の受験を終えて家に帰ってきた息子は、さすがに佐久長聖の過去問などをちょいちょい解き出しました。
当時の首都模試の偏差値で言うと、早稲田佐賀が58で、佐久長聖が62。
若干偏差値が高くなっています。
今回の目的は合格ではなく場慣れ、と分かってはいても、受けるからには合格したいと思っているようでした。
一方、私たち親は、早稲田佐賀の受験のフィードバックです。
まず息子が「会場が暑い」と言っていたので、どう対策するかを考えました。
早稲田佐賀ではヒートテックを着せていたのですが、今回からはヒートテックではなく普通の下着に。
そして、熱のこもりやすいトレーナーなどは避け、シャツを着せることにしました。
これならボタンを外せば、自分で体温調節をすることができます。
後は同じようにすっぽり着るタイプのものを避け、すぐにボタンで外せるカーディガンを用意。
外を歩くときは寒いので、それにジャンパーを着せ、マフラーなどで対策することにしました。
カイロを持たせると同時に、水筒にはやや冷たいお茶を準備することに。
氷を入れてくれ、と言われたけど、寒かった場合も考えるとさすがにそこまでは出来ず、服装の調節で切り抜けるよう指示します。
あとはスポーツの試合などで使っていた「ヒヤロン」もカバンに入れておきました。
万が一の時は、これで冷やせますしね。
こうして親子でいろいろ荷物を積めると、前日と同様22時くらいには就寝しました。
1月9日の朝
この日は息子もさすがに疲れていたのか、自分では起きてこなかったので、親が起こしました。
何でもないように見せかけて、本人はそれなりに緊張していたのかも。
ということは、2月の受験はあまり詰め込むと逆効果かも…なんて考えながら、一緒に朝食を済ませました。
この日の朝食も、やっぱり和食。
のりをアジの干物も出て、なんだかほっこりする感じです。
特に受験の日の朝は「普段通り」が大切だと思っていたので、いつも通りに過ごしました。
朝食を終え、荷物チェックを一緒にしてから家を出ます。
受験の時間もほぼ同じなので、だいたいどのくらいの時間に出たら、どのくらいに三田キャンパスにつくのかのシミュレーションも兼ねています。
さすがに出勤ラッシュもあり、子供にはなかなか厳しそうでした。
もしかしたら慶應受験の時は少し早めに出発し、田町のあたりの喫茶店でゆっくり気持ちを落ち着かせてから会場へ向かうのもアリかな。
慶應の三田キャンパスに来ると、試験会場に入る為の行列が出来ていました。
「こんなに受験しに来るのか?」とビックリです。
息子も並びながらノートを見たりして頭の準備に余念がありません。
きっと早稲田佐賀の時は対策をしていたからで、今回はそれがない分ちょっと不安なのかもしれませんね。
20分ほど並んだあと、西本館の講義室(山食の上あたり)に入っていきました。
ここでは早稲田佐賀ほど厳密に受付チェックがされていなかったので、机に座る様子まで覗き見ることができました。
教室内はやはり暖房が効いていて、席に座るなり息子はジャンパーやカーディガンをポイポイ脱いでましたが、昨日の早稲田佐賀と違って教室が広いので、そこまで暑くはなさそう。
これなら大丈夫かな、、、なんて思いながら教室を離れました。
この日は平日で会社があったので、私はここまで。
息子は受験後、一人で自宅に帰ることになっています。
佐久長聖の結果は?
仕事を終えて自宅に帰ると、息子がテレビを見てくつろいでいました。
「どうだった?」と聞くと
「うん、まあまあ出来たよ。凄い出来たわけじゃないけど、ダメでもなかった」
というふんわりした答え。
「じゃ、会場どうだった?暑くなかった?」と聞くと
「今日はちょうど良かった。それより隣のヤツが貧乏ゆすりしてうっとうしかった。机がつながってるから響くんだよね~」
という答え。
暑さ対策はどうやらこれで大丈夫そうです。
隣の子に気が散ってしまったようですが、これはもう運。
どうか慶應本番では、息子の気が散るような子が隣にこないように祈るしかありません(汗)
そして数日後、WEBで発表された結果は、見事合格。
よかった!
ちなみに佐久長聖の東京会場での合格者数はかなり大人数に登ります。
2018年の受験データは以下の通り。
受験者数:1449人
合格者数:1235人
実質倍率:1.17倍
4教科平均点:215.9(満点350点)
まあ、だいたいは合格をくれるみたいです。
その数日後、見事な合格証書が届きました。
こちらも息子が頑張って中学受験に挑んだ証拠。佐久長聖には行かなかったけど、今でも大切に保存しています。
これで2戦2勝と良い感じになってきた息子。
もともと調子に乗りやすいところもあって、これでかなりイケイケムードになりました。
塾の先生からは「頑張ったら合格できるという自信がついてきたのか、粘り強く勉強するようになってきてます」という嬉しいお言葉が!
そう、これこそが1月受験を行う意味なんです。
子供の性格にもよりますが、息子の場合はどんどん合格し、調子に乗っていった方がいいようです。
しかし次は1月受験で最も偏差値の高い「立教新座」が控えています。
立教新座を選んだ理由は、息子が志望する「大学附属校」という部分もありますが、慶應を受験する子は押さえで受ける子も多い為。
ここでライバルたちに勝って合格を勝ち取れれば、2月は予定通りSFCと慶應中等部に突き進みます。
しかしもし不合格なら、どちらかを断念し、少し偏差値的に下の学校を選択する可能性も考えていました。
立教新座は、息子の時は1月25日が受験日。
ノリノリになっている息子は、立教新座に合格できるのでしょうか…?
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